木頭は、徳島市内から車で2時間半ほどかかる中山間地域にあります。

その昔、道路事情の伴わなかった時代は、木頭では伐採した木材を運搬するために、川に流送していました。
そのなかで生まれた技術が「木頭杉一本乗り」です。
当社Wood Headのロゴは、この一本乗りをモチーフにしています。
 
今では道路が整備され当たり前のように交通できますが、昔は木を運び出すのも大変な苦労がありました。
不便だからこそ生まれる知恵や工夫、何もないからこそ見える景色、そして生きる力強さがこの時代にはありました。
 
しかし、現在、木材需要の低迷から森林の手入れが行き届かず、

かつてのブランド杉の木頭杉も次々と倒れ土砂崩れが後を絶ちません。
 

過疎化や少子高齢化、様々な問題を抱えた木頭ですが、
わたしたちは、先代から引き継いだ地域資源を財産として次世代へと継承しなければなりません。

忘れてはならないアイデンティティとともに、
もう一度木頭杉を全国に、そして世界に送り届ける使命感を持って、このロゴが生まれました。